7月 19 2008年

新婚旅行回想録 ― フィレンツェ : 市内 & 郊外観光

[ 投稿時刻 ] 23:58 | [ 投稿者 ] ひょっとこ 

この話は 2007 年 7 月 19 日の話です。

今日は一日自由行動。まずは朝一からメディチ家礼拝堂に寄った後、ドゥオモに登りました。下からだとイマイチ分かりにくいですが、ドゥオモの頂上近くまで登れる構造になっています。人と比べると、建築物のスケールの大きさがよく分かると思いますが、内部に 463 段の階段があり、上部まで登れるように設計されています。ただし… 階段と言っても、昔の設計なので段幅や高さが統一されているものではないですし、ドーム状になっていることもあって、まっすぐ登って行けるわけではありません。姿勢を屈めながら登って行く必要がありました。おまけに、ドーム内は空気が通らない上に、観光客で階段は溢れかえっており、非常に息苦しかったです… ちなみに、設計したのはブルネレスキという建築家ですが、

現代人を殺す気かっ!!

息を切らし、汗を大量にかき、やっと辿り着いた展望部分。涼を感じる心地よい風と、フィレンツェ市街を一望できる眺めに、一瞬にして疲れも吹っ飛ぶってもんです。いやー、苦労して登った甲斐がありました!! フィレンツェを訪れる際には、是非登ってください。お勧めです。

その後、シニョーリア広場を経由し、ヴェッキオ橋(関西では超有名なイタリアンレストランのポンテベッキオは、ベヴェッキオ橋ということです)を渡り、アルノ川の対岸にあるピッティ宮殿へ向かいました。

ヴェッキオ橋は、昨夜も通りましたが、昼と夜では雰囲気が違います。この橋は両側に 2 階建ての建物が建っています。2 階部分は、その昔、ウフィッツィ美術館とピッティ宮殿を行き交うため(つまりはメディチ家のため)に作られたそうです。1 階部分は、現在では高級宝飾品の取り扱い店が軒を並べ、一大ショッピングスポットになっています。きっと昔の風情は無いんでしょうね…

ピッティ宮殿の外観を観て、そこで折り返しました。まだまだ午前中にもかかわらず、すでに肌にチクチクと痛いような日差しが照り付けており、今日も昨日に負けないぐらいの暑さです。

折り返し後は道を変え、サンタ・トリニタ橋を渡り、アルノ川の対岸へ再び戻り、サンタ・トリニタ教会、ストロッツィ宮殿の前を通って、駅前に出てきました。駅前のサンタ・マリア・ノヴェッラ教会の前を通り、一旦ホテルに戻って休憩を取りました。かなり暑い中を真夏の太陽に照らされて歩いていたからか、けっこうぐったり… (–;

今日は郊外にある THE MALL というアウトレットにショッピングに行く予定だったので、ホテルで暫く休憩した後に駅前にある SITA 社というバス会社のバスターミナルに向かいました。片言の英語で THE MALL までのチケットを買い、12:35 発のバスに乗ろうと並んでいると… 中国人のグループとイタリア人のグループに割り込まれた(怒) こいつらには、並ぶとか順番を守るとかという概念がないのか!!

出発予定時刻よりも遅れてバスは到着(ん~、このあたりもイタリア風か…)し、中国人のグループは話し声がやたらとうるさかったので、彼らとは離れた座席を確保し一安心と思いきや… 前の座席に 2 人の別の中国人が座り、よりによってバス内でマクドなんて食い始めたもんだから、その匂いにヤラれて吐きそうになりながらバスに揺られていました…

二人共、イタリアのバス事情には明るいはずは無かったが、何故か おたふく は

みんなが降りれば、
一緒に降りたらエェんちゃうん♪

と、半ば大船に乗ったように自信満々。一方、旦那は

みんなが降りへんかったら、
バス停通り越してまうやん!!

と、少々心配気味。

目的地に着くまでに、いくつかのバス停でイタリア人と思しき人が降りたのを観察していると、自分が降りたいバス停の手前で運転席の横まで行き、自分がどこで降りたいのか告げるような風習があるように感じました。

フィレンツェ中央駅前から THE MALL の最寄りのバス停までは約 40 分という情報だけ持っていたので、誰かが運転手に言わないと降りれないということ…??? バスに乗ってる誰が言うの??? イタリア人が降りればエェけど、イタリア人は乗っているのか??? この中国人どもは間違いなく THE MALL に行くつもりやろうが、イタリアでのバスの乗降作法を知ってるのかは非常に疑わしい…

隣の おたふく は既に夢の国の住人になってる!! 誰がやる??? オレか???

自分で意思表示せねば!!

と駆り立てられ、間もなく出発後 40 分というところで、奥さんを揺り起こして、その旨を説明しました。そして、運転手の横の席へ行き、

“Excuse me, but I want to go to The MALL. How many bus stops remain to go there?”

てなことを聞いたら(正確な表現かどうかは定かではない…)、そのバスの運ちゃん(オバちゃん)、

“The MALL???? I’m sorry. I can’t understand English. I can speak French.”

と返してきやがった。。。

それ、英語やん!!

ってツッコミたかったが、気を取り直して…

“I want to go to the outlet.”

と、言い直してみたら、通じたらしく、

“Five minutes.”

と、英語で返答してくれた♪

だいたいの目安が分かったので、運転手の横の席を確保したまま、奥さんにジェスチャーで合図し、暫くバスに揺られること数分。無事に THE MALL 前のバス停に着きました。降り際に、運ちゃんに

“Merci.”

と言うておきましたよ、ちゃーんとフランス語でね。

さて、THE MALL ですが、GUCCI の運営しているアウトレットです。かなり郊外にあり、周りは山、山、山です。ほんまにイタリアの田舎って感じで、このアウトレットだけが少し開けている感じです。規模は小型で 10 店舗ほどしか無く、1 時間少々もあれば全店舗見れてしまう感じです。ツアーのオプションとかだと、50 ユーロ / 人 程度取られますが、自分たちでバスに乗って来れば、格段に安く来れました♪

結局、物欲を刺激される物は少なく、買った物といえば… 奥さんへ GUCCI の鞄をプレゼントしたのと、自分用に GUCCI のキーケースを買っただけ。共に旦那のカードで支払いを立てましたが、免税が効いたので、後日 20% 分がキャッシュバックされました。まぁ、それを差し引いても日本で買うよりも随分と安かったです♪

そして、再びバスに揺られてフィレンツェ市内まで戻り、買い物した商品をホテルに入れるために、ホテルへと戻りました。まだ、夕方 5 時ぐらいでしたが、まだまだ日差しも厳しかったです。

フィレンツェといえば革製品

ということで、再び市内観光を行う二人でありました。あー、しんど。。

夕方からは、サンタ・クローチェ教会というところを目指しました。その途中で、可愛い革製品のバッグを売っているお店の前を通りかかり、何気無しに中を覗いてみたら、何とも可愛い革財布とかも売っていました。実は、昨日の観光中に立ち寄ったお店で、自分たちと双方の母親へのお土産に革手袋を買いました。双方の父親には革財布をお土産にしようということになり、革財布を 2 つ、そして奥さんは普段使いできる革の鞄(肩からかけれる小さいポーチ)を購入していました。

旦那には何も買ってくれませんでした…

つづく

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