2月 12 2009年

結露対策を考える

[ 投稿時刻 ] 23:37 | [ 投稿者 ] ひょっとこ 

しばらく前(おたふく・ポニョ が寝室に寝床を移し、パパ が和室をあてがわれた翌日)のことですが、家中の窓のゴムパッキンのカビ退治をしました。
赤ちゃんがいると、風邪の予防や肌のかさつきを抑えるために加湿することが多いと思います。冬場の室内湿度の上昇は結露の原因にもなるので、何か有効な手は無いかと思って色々と調べました。


そもそも結露とは何か

結露とは、空気中に含まれる水蒸気が冷やされ、水滴化したものです。その際、ある温度の空気が含むことが出来る水蒸気量の限界を飽和水蒸気量と言い、空気中の水蒸気が水に変わる温度(=飽和水蒸気量の限界)を露点と言います。

調べて初めて知ったのですが、冬場の窓に頻繁に見られる 表面結露 と呼ばれる結露と、建物の壁や床の内側に発生している 内部結露 の 2 種類があります。
表面結露は、室内の湿度が高まることによって、カビやダニを発生させる原因の一つになり、人体に悪影響を及ぼします。内部結露は、建物の構造物(外壁下地、土台)を腐らせたり、シロアリの被害にも繋がります。

したがって、結露は人にも建物にも良くない のです。

参考サイト : 熱講座


結露が起こるメカニズム

結露が起こるメカニズムを簡単に説明すると、飽和水蒸気量を超える水蒸気を持つ空気が冷えると、余分な水蒸気が水に変わります。この水が結露です。
暖かい空気ほど多くの水蒸気を含むことが出来(飽和水蒸気量が多い)、その空気が冷える(飽和水蒸気量が少ない)と結露しやすくなります(=飽和水蒸気量の差分)。しかし、空気中の水蒸気量が少ないと結露は起こりません。
我が家はマンション暮らしなのですが、冬場の朝にリビングとダイニングの窓が結露でビチョビチョになっていて、窓際のフローリングまで濡れてしまっていることがあります。その原因は、キッチンで使うガスコンロやエアコンによって温められた室内空気を換気することなく、そのままの状態にしておいて、朝までに徐々に室温が下がっていくことによって結露していた、という理解に至りました。

参考サイト : 断熱のすすめ


結露が起こりやすい条件と対策

結露が起こりやすい条件と対策には、以下のものが挙げられます。普段の生活をしていく上で、意識したいところです。

  1. 湿度が高い
    風呂のドアを開けっ放しにしたり、雨の日に窓を開けて室内の湿度を高めたり、濡れた衣類や布団を室内に放置することは避けて、室内の湿度を下げるようにする
  2. 表面温度が低い場所
    冬場の窓ガラスは表面温度が低く、飽和水蒸気量の多い暖かい空気が触れると、その温度差によって結露が発生しやすいので、空気中の飽和水蒸気量を下げる
  3. 風通しが悪い
    押入の奥や大きな家具の裏側等は結露しやすいので、壁際に適度な隙間を作る

結露が赤ちゃんに及ぼす影響

結露によって、直接的に赤ちゃんに影響が出るというわけではないのですが、結露によって発生するカビによって、赤ちゃん(だけではなく大人も)がアレルギーになるそうです。カビは放っておくと、どんどん繁殖し、胞子をまき散らして、くしゃみや咳の原因となるアレルギーの原因になるそうです。窓のサッシやお風呂に繁殖しているカビは、カビキラーで定期的に処理したいところです。

とはいえ、この冬場の時期は室内の乾燥も辛い。ポニョ の肌はカサカサになり、湿疹が出てしまう… 朝起きると、大人は喉が痛い。というわけで、ポニョ と おたふく が寝る寝室には加湿機をかけているわけですが、結局、そうすると空気中の水蒸気量が増えるので、結露に繋がる… という悪循環。そもそも適切な湿度ってどの程度なんでしょうかね…

以下、参考サイトからの転載です。

「カビの繁殖を防ぐには、ダニ対策と同じように湿度コントロールがポイントです。カビが好む温度は 25~30 度。湿度は 75%。梅雨時だと室内の温度、湿度はこのレベルかそれ以上になります。しかも、この状態で換気無しの締め切りにしてしまうと、結露が起こり、さらにカビが繁殖する環境が整ってしまうことに。
ダニと同じように、カビは湿度を 60%以下にすることで繁殖が防げます。天気のよい日なら窓を開けて風を通したり、雨の日は換気システムやエアコンなど空調設備を利用して湿度を調整するようにしましょう。ただし、エアコンの中がカビの住処になっている場合が。しばらく使っていないようならしっかり掃除をしてから運転するようにして下さい」

参考サイト : 結露とカビ対策


これらを調べた際(整理してエントリーとしてまとめるまでに時間がかかりましたが…)、赤ちゃんも我々も快適に暮らせるように、カビはこまめに殺して(冒頭のカビ退治につながります)、普段から室内の湿度を下げることに努めたいと思った次第です。

晴れている日には多少寒くても窓を開けて空気を入れ換え、寝る前にはキッチンの換気扇をかけて空気中の水蒸気量を下げ、エアコンで温めた空気を室内に充満させっぱなしにせずに、お風呂場のドアは開けっ放しにせずに、少しでも結露を防ぐように心掛けた日常生活を送りたいですね。

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0 のコメントがあります。

  1. 熟子 より:

    結露研究、すばらしいです。
    うちのパパに見習わせてやりたい・・・です(w
    たぶん、結露とはなんぞや、から教えないとだめね。

    社宅(昭和40年代の団地ブームに立てられたもの)は、本当に結露が酷くて大変です。
    うっかり締め切ったクローゼットには、大量の結露!
    そして、スーツはことごとく汗をかき、カビがはえている始末。

    窓はとってもたくさんの結露ができ、びしょびしょ状態。
    毎朝、雑巾で窓ガラスを拭きますが・・・。

    とはいえ、この時期は乾燥も大敵。
    湿度をうまくコントロールすることが、赤ちゃんの健康に大事なのですね。
    むずかしい~~

  2. ひょっとこ より:

    熟子さん
    コメントありがとうございます。

    築年数が高い住居だと、昔は結露とかへの配慮はなされていないでしょうし、そもそも
    現在のような家電製品・冷暖房製品が使われることも想定されていなかったでしょうからね… お察しします。

    窓につく結露に関して言うと、色々と情報を集める中で以下の商品が効いたという書き込みを見ましたよ。ホームセンターで買おう買おうと思いつつ、まだ買っていないので、自分の感想ではありませんが、ご参考まで。

    TOTO 窓ガラス用結露水滴防止コート

    > とはいえ、この時期は乾燥も大敵。

    ですよねー。
    赤ちゃんには適度な湿度も必要ですし、湿度コントロールが難しいですね、本当に。

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