大人の咳の 3 割が百日咳だとか…
[ 投稿時刻 ] 23:27 | [ 投稿者 ] おたふく
先日読んだ夕刊記事より転載します。
長引く大人のせき、3割は百日ぜき 乳児にうつすと危険
長引くせきに悩む大人の3割が、実は百日ぜきであることが厚生労働省研究班の調査で分かった。百日ぜきは乳児にとって命にかかわる病気だが、大人は症状がごく軽い。気付かず赤ちゃんにうつす例も報告されている。患者は春から初夏に多い。研究班は「これからが流行の季節。せきが続く時は受診を」と呼びかける。
国立感染症研究所(感染研)細菌第2部の蒲地一成室長らは07年7月~08年12月の1年半の間、福岡、名古屋、東京、神奈川の4医療機関で、せきが2週間以上続く20歳以上の患者計267人の鼻の粘膜を調べた。その結果、29%にあたる77人から百日ぜき菌の遺伝子が見つかった。
日本ではここ数年、大人の百日ぜき患者の報告が急増している。感染研感染症情報センターによると、全国から抽出された約3千の小児科医療機関から届いた患者報告は、08年が6749人で、このうち内科も併設している小児医療機関で診た成人患者が3分の1を占めた。今回の調査結果は「単なるせき」と見過ごされ、統計に表れてこない潜在患者が多数いることを示している。
予防接種は生後3カ月になるまでできない。研究班によると、今年2月、新生児集中治療室で人工呼吸を約10日間続けてようやく生命の危機を免れた乳児が2人相次いだ。いずれも家族から感染したらしい。
百日ぜきは抗菌薬が効く。赤ちゃんにうつさないためには、早めの治療が重要だ。感染研細菌第2部の荒川宜親部長は「医師は大人の百日ぜきを念頭において診察する必要がある」と話す。研究班は23日から東京・新宿で始まる日本感染症学会で報告する。(編集委員・中村通子)
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[ キーワード ] 百日咳
咳やくしゃみのしぶきでうつる。子供の典型的な症状は、風邪のような症状で始まり、普通の咳止め薬では止まらない激しい咳が数週間続く。
大人の百日ぜきは先進国に共通の問題で、米国では06年から11~13歳での追加予防接種を推奨している。日本では、11歳で接種するジフテリア・破傷風2種混合ワクチンに百日ぜきワクチンを加えた場合の効果と安全性を調べる研究班が昨年発足した。
転載元 : 朝日新聞 2009年4月15日
百日咳って、春から初夏に多いんですね。意外でした。今回、この記事を読んだ後、少し気になったので大人の百日咳について検索してみました。すると、2009 年は百日咳が流行するのではないか、という記事がヒットしました。そんなことなら、国として
もっと啓蒙活動しなさい!!
と思う次第です。
本日、ポニョ は I 期の三種混合の予防接種を無事に終えました(えぇ、もちのろん、今回も大泣きだったそうです。注射針が刺さる前の問診の段階から…)。気候が良くなり、赤ちゃんを連れて外出や散歩するにも最適なシーズンです。人混みの中に行く機会も増えるでしょうから、まだ三種混合予防接種が終わっていない乳幼児をお持ちの方は、くれぐれもご注意ください。
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