10月 03 2008年

こんにゃく入りゼリーの窒息事故に思う

[ 投稿時刻 ] 03:55 | [ 投稿者 ] ひょっとこ 

こんにゃく入りゼリーの窒息事故がまた起こったわけです。
大変痛ましい事故です。お子様を亡くされた方のご心痛はいかばかりかと推察しますし、亡くなったお子様のご冥福をお祈りいたします。

この事故を受け、消費者行政担当相がメーカーの代表者を内閣府に呼び、再発防止策の説明を求めると共に、製品の自主回収やパッケージ形状の見直し、販売自粛などを求めたそうです。

しかし、個人的にはこの行政の対応には違和感を感じます。喧嘩両成敗的な裁きが妥当な事案ではないでしょうか。

こんにゃくゼリーの危険性は、国民生活センター から 1995 年以降に頻繁に指摘されています。その回数は 10 回なので、1 年に 1 回弱は注意喚起が促されている計算になります。この危険性の指摘に対して、メーカーや業界団体が施した危険回避策(包装袋への注意喚起記載等の措置)は不十分だったかもしれません。

ちなみに、1995 年から 2007 年 6 月まで、こんにゃく入りゼリーによる死亡事故事例は 14 件あったようです。1 年に 1 度強という頻度でしょうか。肌感覚として、年末年始にお餅を喉に詰める事故報道の方が頻度が高く感じられますが… お餅製造メーカーに対して、行政指導が行われたということは聞いたことはありません(あったら、ごめんなさい)。何かしらの危険回避策が施されているか… は、定かではありません。悪しからず。

こんにゃく入りゼリーに対しては、アメリカでも危険性が指摘されており、製品への警告と回収を実施しているようです。また、EU ではこんにゃく入りゼリーそのものを禁止しています。日本は何も規制が無いのか、不要なのか、という議論もあると思います。それは否定しません。

でも、国民生活センターによるこんにゃくゼリーの危険性に関する注意喚起は消費者に対して行われているものです。
こんにゃくゼリーは紛れもなく嗜好品です。乳幼児、高齢者が喉に詰めやすいというのであれば、(自分が、もしくは、親として)買わないことが最大のリスク回避策だと思います。

マスコミはメーカーを一方的に批判する論調が多いようですが、個人的には違和感を感じます。消費者サイドには責任は無いんでしょうか。

今一度、子供に与えるもの、与え方を再考する契機になる事故報道だと思いました。

Share

関連する記事

ブログ村ランキング に参加しています。エントリーをご覧になった方は、下記バナーを 1 クリックしていただければ幸いです。
ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村 子育てブログへにほんブログ村 子育てブログ 乳児育児へにほんブログ村 子育てブログ パパの育児へにほんブログ村 子育てブログ 親バカへにほんブログ村 家族ブログ 家庭・家族へ
子育てスタイルのランキングに参加中♪ よろしければクリックしてくださいね♪

コメント

*

Spam Protection by WP-SpamFree