6月 28 2008年

後期マタニティ・クラス

[ 投稿時刻 ] 23:52 | [ 投稿者 ] ひょっとこ 

というわけで、後期マタニティ・クラスです。里帰り出産のためピンで受講している妊婦さん、妊婦さんと旦那さんの二人揃って受講している夫婦が集まりました。初産の妊婦さんもいれば、既にお子さんがいる妊婦さんもいて、総勢 30 数名といったところかな… 今回は受講者が非常に多い(=8 月前半に出産される方が多い、とのこと)とのことでした。

先生は、クリニックと契約をしている助産婦歴が三十数年にも及ぶ超ベテラン。超ベテランとはいっても、老け込んでるということは全くなく、非常に若々しくて、肌の色艶も良く、とってもスリムな先生でした。でも、講義の進め方は、さすがにベテランだけあって、熟練した上手さがありました。以下、ポイントのみ抜粋。

■これから出産までの間の座り方について
基本的には、楽な姿勢で OK ですが、正座もしくは胡座が良いということです。横座りは絶対にダメだ、と。妊婦の体の姿勢は、子宮の中の赤ちゃんの姿勢にも影響を及ぼすため、体の軸をずらさない座り方を心掛けましょう、ということでした。

■出産までの子宮の変化
出産までの子宮の変化、赤ちゃんの様子を、赤ちゃんのぬいぐるみ風の人形や子宮風のネット等を用いて説明。出産前の子宮:1kg、羊水:800cc、胎盤:500g、赤ちゃん:3kg で、計 5kg 少々。これ以外は妊婦の脂肪なので、出産時に脂肪が多すぎると赤ちゃんの邪魔になるため要注意ですって。講義内容を必死にメモる旦那、横で小声で「そんなん、メモらんでエェねん!!」と突っ込む奥さん。。。

なお、クリニックの先生は妊婦の体重に関してあまり何も言わないが… 現時点で、これ以上太ってる妊婦は現状維持を努めてください、とのこと。

はーい、うちは既にオーバーしてまーす!!

ということで、現状維持を目指しましょう。

また、説明で用いた赤ちゃんのぬいぐるみ風の人形は実際に 3kg 程度あり、順番に受講生の間を回していった。頭も重く、首も据わっていない状態だったので、生まれたての赤ちゃんとほぼ同じとのこと。後頭部をしっかり支え、股の間に手を入れて、足を開くようにして顔を自分の胸の方に向けて包むように抱くと良いとのこと。実際に抱いてみると、本当にずっしりとしていた…

■出産後のカンガルーケア
出産後に 2 時間、赤ちゃんとの触れ合いの時間としてカンガルーケアをしているとのこと。赤ちゃんの体温を下げないように、できれば素肌で赤ちゃんを優しく抱いてあげると良いとのこと。なお、この時間は親族を含まず、できれば親子で濃密な時間を過ごす方が望ましいそうです。

話を聞きながら、生まれてきたら親子という関係性になるんだねー、と当たり前のことを内心ちょっと感動しつつ、耳はダンボでした。

■出産の兆候
プライオリティの高いモノから順に。
まずは、破水。破水したら即入院。破水は、赤ちゃんを守る薄膜が破れて羊水が外に出始めたものなので、無菌状態の崩壊を意味するため、感染症予防が必要になるため、ナイト用ナプキンもしくは紙オムツをして、清潔な状態を保ったままでクリニックへ。自宅等でのシャワーは厳禁。

続いて、おしるし。少しピンク色をしたおりもの。血の塊が出たら連絡。おしるし があれば、必ず 2 週間以内に出産(必ず陣痛を伴う)。

最後に、陣痛。痛みが規則正しく 10 分に 1 回程度になるまで我慢。5 ~ 6 分に 1 回になったらクリニックに電話する。陣痛がきたら、深呼吸してリラックスする。

以下、陣痛後のさすり方、マッサージについて。現場では実際に各夫婦が実演。

  1. 立つことが出来れば、立って歩く。陣痛が来たら、足を肩幅に開いて柱に手をつき、前屈み気味に腰を落とす。旦那が片足を奥さんの股の間に入れ、奥さんを支えながら腰を下方向にさすると良い。
  2. 立つことが出来なくなれば、ベッドに座布団を折り曲げてお尻に敷く。体を少し前屈みにしておいて、旦那は後ろから腰を下方向にさする。ベッドで四つん這いになっていても OK とのこと。
  3. 座ることもしんどくなれば、横になって抱きクッションを足に挟んで体を丸める。旦那は、(テニスボールを使って)奥さんの肛門を強く押さえ、腰を上から下にさする。なお、肛門を押さえるのは、赤ちゃんが道を間違えないようにするためで、これをしっかりやると安産になりやすい、とのこと。

■沐浴講習
出産初日(0 日)には沐浴は行わず、1 日目はスタッフ、2 日目以降は自分たちだけで行う。なお、父親への沐浴指導は 2 日目以降 5 日目までの間に予約制にて行う、とのこと。もちろん、予約しますよー。

… って、実は、今日の講習内容には沐浴講習もあるのかと思い、デジカメにビデオ持参で鼻息荒く臨んでいたのですが、そんな必要は全く無くって、重たい思いをして損しちゃいました… てへ。。。

最後に締めくくりのお話として、先日ご自分で取り上げた赤ちゃんが小児ガンを患っていたということを引き合いに出し、まずは五体満足で健康に生まれてきた赤ちゃんに感謝してください、とのこと。夜泣きが酷くても、赤ちゃんが自分の思い通りにならなくても、それは大したことではない、と。泣きやまなくても、ずっと泣いてるわけじゃない。赤ちゃんに手がかかっても、言葉も通じない中でのコミュニケーションなんだし、それは仕方が無いこと。

大きな心(=愛)で包み込んであげる

ことが寛容かと… 心底、そう思った次第です。

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