5月 12 2009年

就学前の子と読みたい絵本

[ 投稿時刻 ] 23:29 | [ 投稿者 ] ひょっとこ 

先日のエントリー で購入したことを紹介した「どうよううたのえほん」は、先週中に自宅に配送されました。ポニョ は大興奮です!! 本を開いた右側にある 16 個のミュージックボタン(押すと童謡が流れる)よりも、左側のイラストと歌詞が書いてあるページの方がお気に入りで、もうボロボロ…(^^ゞ ポニョー、この本の遊び方がねー、ちょっと違うような気がするんやけどさー、パパ は…

さて、そんな中、先週土曜日の朝日新聞の土曜日版 be on Saturday に以下のような特集がありました。育児中の皆様、今後のご参考まで。


就学前の子と読みたい絵本

優れた絵本を選ぶにはどこに注目すればいいのか、読み聞かせはどんなふうにすれば楽しいのか。今回、ランキングの選者をお願いした専門家 3 人に聞いた。

神奈川県伊勢原市の「よい本をひろめる会」(カンガルーハウス)の代表、高橋正修さんは、30 年以上にわたる絵本読み聞かせや親子教室などの活動経験から、世代を超えて読み継がれる名作の構成として、

  1. 1. ページをめくる際に「次は何があるんだろう」というドラマ
  2. 2. 驚き、ときめき、安らぎ
  3. 3. 着想の意外性

を挙げる。

これに加えて絵と文の一体性が保たれている作品は、世代や国を超えて読み継がれるという。今回、最高点を集めた「いない いない ばあ」は初版 67 年の作品だが、「驚きとときめきの手法は、絵本の文法にかなっている」と指摘する。約半数を占めた外国作品も、やはり名作の条件をそろえている。
「いい本を読んで聞かせてもらうことは、耳にとても心地良い。中学生になっても『読んでほしい』という子はたくさんいます」
兵庫県芦屋市の NPO 法人「絵本で子育て」センター では絵本講師の養成講座を毎年芦屋と東京、福岡で開いている。受講者は 20 代から 70 代まで幅広い。

理事長の森ゆり子さんは、読み聞かせの望ましいやり方を尋ねられる機会が多い。「演出はいらないし、こうすべきだというマニュアルもありません。ひざに乗せても、ふとんの上でも、いろんな読み方があっていいのです」と助言する。
親の中には、読み聞かせによる「知育」を期待する声もある。森さんは「きれいな言葉や正しい日本語が自然に身につくが、短期的な効果を期待してはダメ。豊かな時間を過ごし、ほっとする家族の関係を育むことが何よりも大事」という。大好きな人の声で読まれる、みがき抜かれた言葉は、忘れていても成長してから何かのきっかけで再び頭に浮かぶという。

読者参加型の絵本紹介サイトとして注目を集めているのが 絵本ナビ だ。月約 30 万人が利用している。社長の金柿秀幸さんは「絵本はネットの時代でも変わらないキラーコンテンツ。一方で絵本の情報を集める十分な仕組みがなかった」と設立目的を語る。
メンバー登録すれば、新刊情報やおすすめ絵本などのメールマガジン配信のほか、サイト上で絵本の「立ち読み」や評価ランキングへの参加ができる。ランキングは投稿者がつける 5 段階の評価をもとに算出。感想も書き込める。投稿者の間で盛り上がる話題が変化するにつれて、順位も変動することがあるという。
「商品評価ではなく、家庭の楽しい時間の想い出を記してもらえれば」と金柿さん。絵本を読んでもらっていた子が親になって子に絵本を読み聞かせるとき、絵本ナビで自分の親の投稿を見つける ― そんな未来を思い描く。
優れた絵本は、子どもだけでなく大人の中にも、やさしい気持ちやわくわくする心をよみがえらせる。時には子どもの存在抜きで、絵本の世界に入っていくのも楽しい。

1 位 いない いない ばあ
いない いない ばあ文:松谷みよ子、絵:瀬川康男(童心社)
2 位 かいじゅうたちのいるところ
かいじゅうたちのいるところ作:モーリス・センダック、訳:じんぐうてるお(冨山房)
3 位 もりのなか
もりのなか作:マリー・ホール・エッツ、訳:まさきるりこ(福音館書店)
3 位 しろくまちゃんのほっとけーき
しろくまちゃんのほっとけーき作:わかやまけん(こぐま社)
5 位 いいこって どんなこ
いいこって どんなこ文:ジーン・モデシット、絵:ロビンス・スポワート、訳:もきかずこ(冨山房)
6 位 あらしのよるに
あらしのよるに作:木村裕一、絵:あべ弘士(講談社)
7 位 スイミー ちいさなかしこいさかなのはなし
スイミー ちいさなかしこいさかなのはなし作:レオ・レオニ、訳:谷川俊太郎(好学社)
7 位 スーホの白い馬
スーホの白い馬作:大塚勇三、画:赤羽末吉(福音館書店)
9 位 ぼく にげちゃうよ
ぼく にげちゃううよ文:マーガレット・W・ブラウン、絵:クレメント・ハード、訳:いわたみみ(ほるぶ出版)
10 位 こんとあき
こんとあき作:林明子(福音館書房)

転載元 : 朝日新聞 be on Saturday 2009年5月9日


紙面には上位 5 冊分しか絵本の表紙画像が載っていませんでしたが、その 5 冊中でもタイトルを見ただけでは記憶になくても、表紙の絵を見ると微かに記憶に残っている作品がありました。当ブログに転載する際、6 位以下の表紙も amazon から画像をリンクさせました。すると、小さい頃に読んでもらった作品がけっこう多い(ような)気がします。やはり、名作は朽ち果てないんでしょうね。選には漏れていますが、森で大きなカステラを焼く「ぐりとぐら」や、みんなで力を合わせて大きなかぶを抜くという「おおきなかぶ」等も記憶に残っている作品です。そういう意味では、

> 大好きな人の声で読まれる、みがき抜かれた言葉は、忘れていても成長してから

> 何かのきっかけで再び頭に浮かぶという

確かに、その通りかもしれませんね。

ポニョ にも、自分の記憶にある作品も含めて、色々と絵本は読み聞かせてあげようと思っています。そういえば、まだ ポニョ が おたふく のお腹の中にいた頃に読み聞かせていた「たまごのあかちゃん」も、久し振りに読み聞かせてみようかな… 新しい絵本にばかり手を出して、これは ポニョ が生まれてから一度も読み聞かせてなかった!! 汗

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