子供を花粉症にしないための 9 か条
[ 投稿時刻 ] 00:51 | [ 投稿者 ] ひょっとこ
先程読んだニュース記事より転載します。
子供を花粉症にしないための 9 か条
将来、子どもが花粉症で苦しまないようにするためにはどうすればよいか―。理化学研究所免疫・アレルギー科学総合研究センターの谷口克センター長が「花粉症にならないための9か条」を紹介した。
2 月23日に横浜市の理研横浜研究所で報道関係者を対象に開かれた「製薬協プレスツアー」(主催=日本製薬工業協会)で、谷口センター長は「スギ花粉症ワクチン開発」と題して講演。この中で、
- 生後早期にBCGを接種させる
- 幼児期からヨーグルトなど乳酸菌飲食物を摂取させる
- 小児期にはなるべく抗生物質を使わない
- 猫、犬を家の中で飼育する
- 早期に託児所などに預け、細菌感染の機会を増やす
- 適度に不衛生な環境を維持する
- 狭い家で、子だくさんの状態で育てる
- 農家で育てる
- 手や顔を洗う回数を少なくする
の9か条を紹介した。
谷口センター長は、2003年のアレルギー疾患増加の疫学調査結果などを例に挙げて説明。同調査によると、花粉症を含むアレルギー患者は、20歳代は 80%、40歳代は70%、50歳代は40%、60歳代は30%と、若い世代ほど割合が多い。きょうだいの数とアレルギー疾患発症頻度に関しては、第1子の発症頻度は6.3%だが、第2子は4.9%、第3子は3.1%と、第2子以降は発症頻度が下がる傾向が見られた。
また、生後6か月以内に麻疹、抗酸菌などの感染症にかかると、アトピーになりにくいという。6歳時点でのツベルクリン反応陽性者は喘息の発症頻度が4%、反応陰性者は16.2%だった。
一方、生後3年以内に抗生物質を投与すると、花粉症や喘息の発症率が高くなるという。
谷口センター長は、「花粉症は、ある程度不衛生でエンドトキシンの量が多い環境で育つと発症しにくくなる。逆に、下水道などインフラが完備されている所、車の交通量の多い所で育つと発症率が高くなる」と説明した。1987年のある統計によると、栃木県日光市内の交通量の少ない小来川地区と交通量の多い日光スギ並木地区の花粉の一日当たりの平均飛散数はほぼ同じだったが、花粉症の発症頻度は、前者が5%程度だったのに対し、後者は13%だったという。また、 96年にドイツで行われた花粉症の皮膚テストによると、旧東独のライプチヒとハレでは陽性率が7.9%だったのに対し、旧西独のミュンヘンでは21.3%だったという。
谷口センター長は、「幼児期でアレルギー体質が決定するという仮説は正しいことが証明された。花粉症などのアレルギー性疾患は文明病であり、人間が物質文明を追求したために生じた免疫機能失調症だ」と指摘。その上で、「国民の約20%がスギ花粉症に罹患し、その経済損失は年間1.2兆円と試算されている。既存の医薬品による対症療法のみでは、増大するアレルギー疾患患者の治癒は困難。根本的な治療を実現するワクチン開発が急務だ」との認識を示した。
【エンドトキシン】
細胞内毒素。細菌の死などによって細胞壁が壊れることで放出される。
転載元 : 医療介護 CBニュース 2009年2月23日23時34分
つまりは、幼少期からアレルギーにさらして、アレルギー耐性を高めましょう、ということでしょうか。
まぁ、挙げられている 9 か条のうち、1 つ目や 2 つ目ぐらいは大丈夫ですよ。3 つ目以降になると怪しくなってきますけどね。
4 つ目は、我が家では NG です。両親が部屋の中でペットを飼いたくない派なので。
5 つ目はまだしも、6 つ目がねー… 敢えて、自ら不衛生な環境を維持はしたくないですよね。将来のアレルギー耐性は出来ても、直近のヤバい何かを発症したらアホらしいですもん。
そして、7 つ目!! 家は狭いですが、子だくさん って!? おたふくぅ、パパは頑張りますよー!! えっ、仕事の話ですが、何か!? いやだなぁ、もぅ…(*^。^*) ぷっ。
更に、8 つ目… 我々にとっては非現実的ですね。
最後の 9 つ目。カピカピになりますわ。カピカピに!!
んー、総じて、ちょっと… という感じですね。
以前、何かで読んだのですが、山奥のスギ林に行ったからといって花粉症になるわけではなく、そのスギ林から飛散してくる花粉が都市部の空気中に舞う排ガス等の化学物質と結合することによってアレルギー物質に変わるそうです。その点では、まさに文中にあるように
> 花粉症などのアレルギー性疾患は文明病であり
というのも頷けますね。
さてさて、とはいうものの、花粉症は辛いもの。前年までは無縁だったとしても、いきなり花粉症になることもあるわけで… 少しでも我が子の花粉症発症リスクを下げたいと思うのは親心ですが、当面の対策は、もう少し先の離乳食ステージで、離乳食にヨーグルトを食べさせまくる こと… でしょうか。
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へ~~~!!驚きです
要はそんなのに耐えられる体にしなさいってことなんですかね。
まぁ、言われてみれば私も3人兄弟、ペットもいたし、父は喫煙者だったし、外で毎日どろどろになって遊んでたし、拾い食いもよくしたし(爆)
家族で花粉症いないのはそのせいなのかも(^^;
でもすべてすすんで実行するのはなかなか勇気がいりますね(–
Ukicha さん
コメントありがとうございます。お返事が遅くなり、申し訳ありません。
このニュースを読んだとき、さすがに全部の実践は無理だろうと思いました。
> 要はそんなのに耐えられる体にしなさいってことなんですかね。
ご指摘の通りだと思います。何事にも耐性が必要だ、っていうことでしょうね。
花粉症にも夫婦関係にも… おっと!!(笑)
いやーーー。
ぶーちーは花粉症になる可能性大です・・・
夫婦してヒドイ花粉症だし
先週、抗生物質の薬を飲ませたし
自分で言うのもナンですがキレイ好きだし
・・・
とりあえずヨーグルトを食べさせます!
あやべ屋さん
コメントありがとうございます。
東京は交通量も多いので、更に輪をかけて心配ですよね…
ポニョ にもヨーグルトを食べさせまくることから始めたいと思っています♪
こんばんは。KAYOです。
うちの子(シオリ6歳)が花粉症を発症してしまいました
シオリは1歳4ヶ月から丸3年間ベトナムのホーチミンで育ちました。
ベトナムは日本とは比べものにならないほど不衛生なところだったのでもちろん行く前にBCGの接種は済ませましたし、他にもB型肝炎、C型肝炎、破傷風などの予防接種も必須だったので受けました。
行ってからも腸チフス、おたふく、水ぼうそう、はしか他も受けたりしました。(それくらい色々な病気にかかりやすい土地です。黄熱病とかエボラ出血熱なども有り!)
幼稚園ではほとんど裸足の生活でしたし、普段はサンダル履きでスコールの後は泥水の中を歩くような感じでした
そんな土地でも毎日生活していると自然と免疫ができるのでしょうか?観光で遊びに来た親戚や友だちが必ずと言っていいほどお腹を下すのに、うちの家族は全く大丈夫でした。やはり慣れなのでしょうね。
おかげで日本に帰ってきてからも特に病気になることもなく、幼稚園でインフルエンザが流行ろうともシオリはピンピンしています。
でも、花粉症にはなってしまいました
思い当たる節が1つ。それは谷口センター長が言った「車の交通量の多い所で育つと発症率が高くなる」ということ。
ご存じでしょうか ベトナムはバイク天国なんです 道いっぱいにバイクがひしめき合って走っていて一日中排ガスだらけ。はじめこそ日中30~40度にもなる気温の中バイクの排ガスを吸いながら歩くのは倒れそうでしたが、やはり慣れとは恐ろしい…そのうち全然OKになるんですね
話が逸れましたが、多分排ガスが原因ではないかと私は思っています。だって、絶対体に悪いですからね
すいません長々と…
うちの例は極端な話ですので実際のところ何が悪かったのかわかりませんが、親としてはとにかく未然に防げるものなのであればできる限りのことはしたいですよね。
そうそう私も長年花粉症ですが年々楽な方へ向かっています きっとヨーグルトのお陰でしょう
ひょっとこさん&おたふくさん、ヨーグルト離乳食がんばってください
KAYO さん
コメントありがとうございます。
シオリちゃんはホーチミン育ちなんですね。ブログに掲載されている写真は雪景色だったので、暑いところも寒いところも経験しているんですね。それも一種の “耐性” ですね。
さて、実際にベトナムには行ったことがないので、ニュース等から知る姿ですが、ベトナムのバイク天国状態は有名ですよね。まだ花粉症の根本原因の解明には至っていないようですが、排気ガスは問題ですよね。
西日本では、大陸から飛んでくる黄砂への対応も気になります。日本まで飛散してくる間に、大気中の人体に悪影響を及ぼすような物質をごっそり引き連れてやってきますからね。黄砂が降った日には、車はドロドロ、少し雨が降ったりしたら、黒い汁が流れた後のような状態になります。
色々と嫌になりますね。本当に…